BE BACK AFFAIR



非日常の恋〜K氏編〜


出会い

今は携帯が主流ですが、当時は<ポケベル>全盛の頃・・・

ある日から何度となく知らない相手からのメッセージが入ります。

(084 K)(72410? K)・・・懐かしいと感じるアナタ、同年代ねっ!

何てことないメッセージだったので、<間違い>なんだなってまぁそのままにしてました。

2〜3日そんな一方的なメッセージが続いた後、待ち合わせの時間と場所と思われる

メッセージが入ってきました。どんな人か知らないけど<番号違ってるよ>って

伝えたかったけど、どうしようもないのでそのままにしてたところ、

それを境にメッセージは途絶えました。間違いに気がついたんだなって思って

そのまま忘れてましたが、ある日(***-**** K)携帯番号が入り、

またメッセージが入るようになります。そのままにしててもよかったけど、

さすがに気になってその携帯番号にかけてみました。出ました。男性です・・・

るか「あのぉ・・ベルにメッセージ入るんですけど、間違ってますよ」

K「えっ!?あれ?***-***-***ですか?」

るか「そうですけど・・・」

K「すみません、僕の間違いみたいです。え〜?おかしーな、でもホントごめんなさい」

・・・ヨカッタ、間違いに気がついて。・・・そのまま受話器を置いてほどなく

電話がありました。さっきの彼です・・・え?ナニ?

K「あの、さっき電話もらった者ですけど、間違ってた番号、ちゃんとわかりました」

るか「あ、そうですか、わざわざどうも」

K「あの、それで・・電話とかでいいんで友達になってもらえますか?」

・・・ナンパ!?・・・まさか最初からソレ目的か?・・・

るか「え?あの、私、子供もいるし、そういうのは他をあたった方が・・」

K「あ、僕も結婚もしてるし子供も○年生のがいるんで・・

あの、怪しいヤツじゃないです。名前は○○っていって、営業のサラリーマンです。」

何だかむげに切るわけにもいかなくなったのと、たまたま子供が同じ学年。

電話のお仕事もしてるし、まぁそういう友達もアリかなって思って何となくOKしました。



それからというもの、ほぼ毎日のようにやりとりが続きます。

ほんの5分くらい、ほとんどが他愛も無いおしゃべりでしたが

2日も連絡ができないとまるで中毒患者のように禁断症状(?)が出てました

そして自然(?)に会いたいなって思うようになり、ランチデートの約束をします。

彼が待ち合わせ場所に到着しました。黒のグロリア・・・聞いていたけど、

やっぱヤンキー色濃い車です。乗ってる彼というと・・・現役引退したヤンキーですね

けなすようなコト書いてますが、わりといい男です。

祭りが似合いそうないなせなおにーさんといったとこです>やっぱヤンキー


車中で彼はすぐに自分の名刺をくれました。会社名、役職、所在地、電話番号、名前・・・

「とりあえず、怪しいやつじゃないから。もし何かあったりしたらちゃんとここに勤めてるし、

普通に暮らしてる人間だからさ・・」

雰囲気でですが、騙そうとしているのではないなって思いました。

ただ一つ、気になっていたことを彼に質問してみました。

「私への間違いベルは、ホントに間違いだったの?」って・・・

彼、言いにくそうに言いました。

「ごめん・・実は友達に遊びで借りた盗聴みたいな機械でたまたま、るかちゃんが

友達と喋ってる電波が入ってきて・・・それで・・・ベル番言ってたし、

なんか声がすごい好みだったから、つい・・ごめん!」

聞いた時はあ、やっぱり間違いは嘘だったんだって思う反面、ショックでした。

しかも盗聴・・・!?

「私、帰る!」車を降りようとしたら彼、真剣な顔で私の手を掴んで離しませんでした。

「言いたくなかったけど、正直に話した!ほんとに失礼なコトしたって思ってる!

それ以来、そういうことは一切してない!嘘ついてゴメン・・!」

あまりにも真剣に言うもんだから、ひるんじゃいました。

そして、何だか・・まぁいいか、謎は解明したし・・そんな風に思い直してました。

それに、極悪人(?)ならもっと早く私をどうにかしてたでしょうし・・・

落ちついてから少しドライブ後、ランチをごちそうになりました。

何だか初めて会ったとは思えなかった・・無論、電話ではお喋りしてたんだけど。

盗聴まがいの行為に関しては、やはり気持のいいものではなかったけれど、

それに勝る気持が私の中にありました。・・・久しぶりの・・・恋・・・?



情事

はじめてのデートの後、またすぐに約束をしました。

私が美容師だという話はしていたので、カットして欲しいって・・・

いいけど、どこでする??って話になって、じゃ、ホテルでしようってことに。

ちょっと躊躇もあったけど、まぁ時間的にもそんなにないし、

第一の目的は<カットする>ってことで自分に対して言い訳してました。

そして当日、生理がはじまったことで<あ〜、大丈夫だぁ〜>なんて安心(?)して出かけました。

会ってからすぐにホテルへ・・・<何年ぶりかなぁ〜ホテルなんて・・・>

なんか、思わず物珍しげというか、あー、そうそう、こんなんだっけ、ホテル・・・みたいな(笑)

ベッドサイドに寄りかかって少しお喋り。けっこうリラックスムードだったんだけど・・・

なんか徐々に距離がなくなっていく。そして抱きしめられてキス・・・

<あ、イケナイ・・・なんかこのまま流されちゃう・・ダメだって・・カットしなきゃ>

そんなこと考えてたんだけど、だんだん彼の行為が進んできた。

るか「あっ、あのさっ!カットしなきゃ、時間ないよね。っそれで、あの、私、今日ダメな日だし」

K「カットの時間くらいあるよ。それに、欲しくてたまんないしさ。ダメって危険日のコト?」

るか「え、えっとさ、生理、始まっちゃったし〜〜」

K「そんなことなら大丈夫。もう限界だしさ・・ほら、こんな感じ」

彼ったら自分の下半身に私の手を持っていって触らせました。・・やん、もうこんなに・・・

でも、大丈夫って・・・まぁ始まったばっかだからそんなに出血してないけどさ・・・

え〜、でもでも恥ずかしいじゃん!よりによって・・・

そんなこといろいろ考えてはいたんだけど、なんか彼ってばもう脱いじゃってるし・・・

んでもって私もほとんど脱がされてたり・・・さすがにパンティは拒否したけど。

一通り(大事なトコ以外は)愛撫されてるうちに、なんか感じてきちゃって欲しくなっちゃった。

でもさ、気になるから「待って・・・シャワーするから・・・」

出てくる前にシャワーは浴びてきたけど、やっぱ気になるし・・・でもってちょっと確認。

・・・まだあんまり出てない・・・何ほっとしてるんだか・・・


シャワー後ベッドに行った途端、彼はまた激しくキスを・・・唇から首筋そして胸・・・

K「も、もうダメ。いれるよ・・」 彼は自分のモノをゆっくりとそこへ押し当てて・・

るか「あっ・・・あン・・・」 案外すんなりと彼のモノは受け入れられ、私の奥深くへと入ってきました。

生理中のせいか膣内の感覚が微妙に違う。快感を少し削がれてるような・・それでも声は自然と出ちゃう。

K「あぁ、もうイキそう!!中が気持ちよすぎるぅ!!もうイクっ!!」

激しい腰遣いの後、彼は果てて・・・あとには彼の精液と私の経血とが入り混じり、

私の中から流れ出ました。


その後、シャワーを浴びて彼をカットしました。この時は緊張もあったせいか、<あること>に

気がつかなかったんだけど、後日またSEXする時に気がついてちょっと驚きました。それは・・・


2度目のSEXの時・・・この時は生理でもなく、通常時。

前よりは緊張は薄れてお互い<愉しむ>モードです。

この時にお互いを愛撫するデショ?そう、フェラの時にちょっと驚いたワケ。

<うそっ!こんなに大きいの!?>彼のモノってば、太さはもちろん、長さもそこそこあって、

私がそれまで経験したオトコの中では一番でしたね。今もその記録(?)は破られてませんけど(笑)

無論、でかけりゃいいってもんじゃないことは、賢明なみなさまならおわかりだと思いますが・・・

でも、あの中に入った時の充実感(?)というか、<あん☆アナタのでいっぱいよぉぉお☆>っていう

エロい感じはなかなかのものでした。但し、頻繁にしてたらゆるくなっちゃうんじゃないかとも(笑)

彼曰く、奥様とは長年セックスレスだと・・・なのでスナックのおねーさんとかとたまに遊んでたと。

あんまり経験のない子だと入りにくいんだよ〜〜とも。へ?経験豊富で悪かったわね!

(注:誤解のないように・・・経験値はありますが、経験人数が豊富なワケじゃないです)

ただ、SEXに関しては今までノーマルのみらしく、提案したソフトSMとかには大乗り気でした。

目隠し&軽い縛りとかね。そんなの誰でもしてると思ってたんだけど・・・

それからおもしろ半分にテレフォンセックスしたらはまっちゃったみたいで、

希薄な関係になった今でも「たまにはやってくれよぉぉお!」ってお願いされることも。(--;)

・・・やらないけどね。彼の中で私はその当時の<けっこうM気のあるえっちで従順な女>のまま・・・

歳月は人を変えるんだけど。本質的には変わらないのかもしれないけど、思考と嗜好は変わりました。

それからというもの彼とのデート=SEXになったわけですが、そう長くは続きませんでした。

別れは突然にやってきました・・・そう・・・突然に・・・



別離とそれから

彼とは一週間に一度のペースで会っていました。SEXは一度だけ彼の車でしたけれど、あとはホテルで。

今となっては最初のSEXこそ記憶にあるけど、他のは覚えてないんですね。

確か目隠しや手足をストッキングで縛ってたりしてたよね〜〜・・そんなコト程度しか覚えてない。

ただ、フェラはお口がだるかったわ、とっても・・・。こんなのが自分の中に入っちゃうって考えたら

妙に感じたりもしたわね・・・もうっ!ワタシったらこんなにえろい☆あん、バカぁ〜〜・・なんて。

やっぱりM気満々・・・でも繰り返し言いますが、決してでかけりゃいいってもんではないんですよ。

あくまで自分がエロくなるための一つのファクターにしか過ぎないんですよ。男性がグラビアモデルで

萌えるのと同じような感覚です。実地ではいくら立派なモノ持ってたってテクがなきゃダメです。←ここ重要


さておき、ある日彼からの電話に出るといきなり「急に○○に転勤やー!単身赴任で一年位戻られへん!」

るか「え!?いつから??」 K「来週にはもう現地やー・・しばらく会われへん・・」

全国に支社がありますから、転勤なんかはちょこちょこあるって聞いてた。でもまさかこんなに急に・・

しかも気軽に帰って来れる場所じゃない。帰ったとしてもやはり自分の家庭中心だから、デートは無理っぽい。

いろいろ考えるとやっぱりショックだった。でも、こんな関係だからいずれ終わりがくる・・・

短い間だったからこれでいいのかも知れない・・・無理やりそう思うしかありませんでした。

・・・でも、最後に会いたい・・・っていうか、ヤリたい(--;) 数日はそんな風に悶々としてました。

結局彼とは会えずじまいのまま・・・しばらくは電話もしてたけど、その回数もだんだん減っていきました。

そのうちにそんな状態にも慣れてきた頃、私は他にいろいろトラブルもあって精神的に落ちこみ

ポケベルは解約、電話番号も変えてしまいました。今までの人間関係を清算したいって気持ちもあったので

彼にはもちろん知らせずじまいでした。それから数年は連絡も途絶えたままでしたが、

私が携帯を使いはじめてしばらくたった頃、突然彼に連絡してみました。かなり月日が経ってたから

正直繋がるとは思っていませんでしたね。・・・数年経ってるにも関わらず、まだ彼の番号は記憶してた。

もちろん、かなり覚えやすい番号だったんだけど(笑) そして意外にも彼は番号を変えていませんでした。

最初のコールで彼は出ず、しばらくしてコールバックがありました。

K「もしもし、○○ですが、先ほどお電話いただいたでしょうか?」・・・久々に聞く彼の声・・・

るか「あ、お久しぶりです。るかです・・・」・・・何ていうか気持ちが飛んじゃって言葉につまっちゃった。

K「おーー!久しぶりやん!電話も通じへんし、何かあったんか?元気か?」

るか「ん、ごめんね、連絡もせずに・・ちょっといろいろあって・・久しぶりに声聞きたくなったの」

K「そーか・・・携帯持ったんやな。もうこっちに帰ってきてるからまた連絡するわ。今取引先に

行く途中やから、今日は電話無理やけど、またかけるわ。連絡ありがとな!んじゃ!」

あの頃と変わらない彼の態度・・・何だかほっとしたような、それでいて繋がってしまったっていう後悔にも

似た感情・・・彼に対しての想いは正直既に過去のものだったからかな・・・?

あとは別のテキスト(AFFAIR 日常編)にも書いた通り、彼とはそれ以来いまだに会っていません。

こういう希薄な関係もあるんです。ひょっとしたらじーさん、ばーさんになったら会うかもしれない。

そんなこと彼に言ったらたぶん、「アホか!やれるうちに会っとけ!」って言われそうだけど(笑)

希薄なりに、少しは癒されてる時もあります・・・それから、たまにオカズにしてます。ありがとね(笑)

でもさ、テレフォンセックスはもうダメだって。それにエロ写メール送れって毎回言うな。


・・・K氏に愛を込めて・・・

これを読まれるコトはたぶんあり得ないんだけど、とりあえず書いとくね。

こういう希薄な関係でいてくれるのにちょっと感謝してるのよ。

あの頃はここに書いてるほど 簡単に想いは絶ち切れなかったんだけど、

辛い気持ちって そんなに長くは続かないことも知りました・・・・・

自分の中でケジメつけたつもりで、もう恋なんてできないってそんなこと思ってたりもしたけど、

私ってやっぱり懲りてない。でもね、恋みたいなものはたまにするけどあんまり夢中にはなれない。

夢中になって傷つくのが嫌だからかもしれないね・・・それとも歳のせいかな?

また弱ったときには相手してね☆すんごく勝手なんだけど。いいのが撮れたら送るからさ(笑)

2004・11・12(FRI)  FROM るか